2018/05/24 19:13

 

 

 

レジでの支払いの際、

小銭の出し入れで手間取ってしまうのが

煩わしかった経験から

制作した「コインキャッチャー財布」。

 

「コインキャッチャー」とは、80年代に流行した金具で

500円、100円、50円、10円を種類別に仕分けることができます。

 

100円、50円、10円は、8枚程度、

 500円硬貨は5枚程度入ります。

 

ですので、財布を開けた瞬間にいくらあるのかが

ひと目で分かるので、お支払いも簡単です。

 

もちろん出し入れも簡単で、取り出すときは小銭を引っ張り出すだけです。

 

しまうときも、小銭を種別の場所に押し込むだけです。

 

逆さにしても小銭が落ちません。

 

 

 

 

 

更にカードなどを入れられるポケットが2つ付いているので、

ICカード(5、6枚)や

折りたたんでお札も入れられます。

 

スイカなどのカードも取り出すことなく、改札を通過できます。

 

 

 

1円と5円は、膨らみをもたせたことで、

出し入れがしやすいポケットに収納できます。

 

 

 

今回ご紹介している金具のカラーは

新色「アンティークゴールド」を使用しています。

 

ニッケルカラーのものもあります。

 

 

今回使用している革(プエブロ)は、

イタリアはトスカーナ州ので生産されている

バケッタレザーを使用しています。

 

バケッタレザーを簡単に言うと、

「植物タンニンなめし」の後に「オイルを加える」ことで、

極上の経年変化を楽しめる革です。

 

プエブロや私のところで使用している革は、

ブライドルレザー、クロムエクセル、ルガトー、エルクレザー以外は、

全てこの「バケッタレザー」(タンニンなめしも含め)の世界最高峰に位置する革たちです。

 

 

経年変化(プエブロネイビー2ヶ月使用)の様子です。

 

マットな起毛革がツルツルになり、

艶をまとい

色が深く美しく変化し、

しっとり柔らかい、吸い付くような手触りに変化しています。

 

 

 

製作工程はこちらで詳しく書いています。

 

手縫いで、すべての工程を一人で制作、

金具はイタリアの真鍮製フィオッキ社の最高級ホックを使用しています。

 

 

オイルケアは不要で、

普段は乾拭きのみのケアが、一番いいです。
汚れが付いたときや、たまに、固く絞った柔らかい布で拭き、

乾拭きしてあげるといいです。

(馬毛ブラシがおすすめです。)

 

 

極上の経年変化と共に、

{煩わしさから楽しさへの鍵}

手にしていただければ、幸いです。